企業を狙ったフィッツシング詐欺にご注意ください!
2024.11.29
最近、一般企業の法人口座資金を狙った、フィッシングによるインターネットバンキング不正送金事犯の被害が立て続けに発生しているようです。
警視庁サイバーセキュリティ対策本部からの、注意喚起文章を入手しましたのでご案内します。
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〇 発生事例
銀行を騙った者から一般企業宛てに電話連絡があった後、フィッシングメールが送られてくる事例
① A会社にB銀行担当者を名乗る者(以下「犯人」という。)から電話がかかってきた(先
立って銀行名を騙った自動音声の電話がかかってくる場合もあり)。
② 犯人から「インターネットバンキングの電子証明の期限が切れているので更新してもらい
たい。これからメールでURLを送信するので、メールアドレスを教えてほしい。」と言われ
たので、A会社担当者はメールアドレスを教えた。
③ その後、A会社宛てにリンクが書かれたメール(フィッシングメール)が届いた(犯人と
の通話は継続している状態)。
④ A会社担当者がそのメールに書かれたリンクをクリックすると、ID やパスワードを入力
する画面(フィッシングサイト)が表示された。
⑤ 犯人の電話指示に従い、A会社担当者が契約者番号・ID・パスワードを入力すると、次に
取引実行パスワードやワンタイムパスワードを入力する画面が表示された。
⑥ さらに犯人の電話指示に従い、A会社担当者がワンタイムパスワードを入力すると、犯人
から「手続きは終了した。」と言われ、通話を終えた。
⑦ その後、A会社担当者がA会社の口座残高を確認すると、資金がA会社と全く無関係の法
人口座へ不正送金されていることが判明した。
〇 注意喚起していただきたい事項
金融機関が顧客企業に対して、メールアドレス等を聴取することは、基本的にはないことを
御周知いただくとともに、以下について注意喚起をお願い申し上げます。
(1) 銀行担当者を名乗る者から電話があった際は、担当者の部署・氏名等を聞いた上、銀行
の代表番号から担当者に折り返し連絡するなど、慎重に対応すること。
(2) メール等に記載されているリンクをクリックしたり、QRコードを読み取ったりして、フ
ィッシングサイトにアクセスしないこと。
(3) 被害が発生してしまった場合は、企業所在地管轄の警察署に相談すること。