1950(昭和25)年に「佐藤建材店」として建設資材販売業から始まった「株式会社サトウ」。「多摩地域から明るいすまいの未来をめざす」をスローガンに掲げ、建材部門のほか、情報部門、さらに地域関連事業を展開。市内の3拠点の他、名古屋営業所、八王子営業所、埼玉県、静岡県に鉄筋加工工場を構えています。国立本社1階には、コミュニティギャラリーとして「明窓浄机館」を開き、商店街や地域の活性化などに取り組み地域に貢献する会社として、草分け的な存在です。（写真は2代目、佐藤収一会長／明窓浄机館にて撮影）

そんな地域の安心・安全な住まいづくりをサポートしているサトウの「くにたち Style 」認定商品が「耐震制震壁オメガシステム」。同社の桜田浩二さんによると、『一般住宅や病院・公共施設などの大規模建物まで、広範囲に対応可能な耐震・制震技術の開発として2007年にスタートしました。

繰り返し行われた検証実験では、制震効果の実証のため世界初となる実物大の3階建て狭小住宅を建てて検証。実験結果として建物変形量を【最大60％低減】し、数回の大地震に効果を発揮し、倒壊の防止と耐力壁の損傷を抑制することを実証しました。完成した”オメガシステム”は、2012(平成24)年に、「壁倍率4倍」の制震金物として国土交通大臣認定を取得、2016(平成28)年には現行の「オメガシステム/900タイプ」と「オメガシステム/600タイプ」が国土交通大臣認定を取得しました。
2016年に起きた熊本地震では多くの建物が倒壊し、繰り返し起こる揺れによって、建物も繰り返し損傷することで倒壊の危険が高まるということがわかり、制震技術の有効性がクローズアップされはじめました。
オメガシステムはいざという時に大切な家族を守れ、長く住める住まいに貢献できればと思っています。』
このシステムは、新築に限らずリフォーム時の内外壁に設置が可能で、低コスト、壁量計算が簡単でさらに現場作業を軽減するなど採用のしやすさにも配慮。工務店向けの設置指導や施工支援などの細かいサポートも行っているとのこと。

さらに、同社一級建築士小林諭さん曰く「京都大学中川准教授が開発したフリーソフト”wallstat”を使うことで制震効果をパソコン上で見える化し、地震に強い住宅にするためには当製品を建物のどこに配置すれば効果的かを事前に確認できます。工務店向けの資材ではありますが、ご自宅の耐震に不安がある方、地震に強い新築をご希望のかた、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。」とのこと。首都直下型地震など、いつ起こるか分からない自然災害。備えあれば憂いなしの「くにたち Style」で安心、安全な毎日を。